観にいって欲しいなぁbjを。 – なんトラ62

すみません。随分とごぶさたしてしまいました。
 Bjの開幕などであっという間に2005年が過ぎ去り、明けましておめでとう、の2006年も半月経ってしまいました。
 NBAが生まれたのが1946年ですから今年で創設60年ということになります。ボクも同じ年の生まれですから世界選手権のゲームをやっている頃に3度目の成人式を迎えるわけで、随分と長く生き抜いたものです。まあ、暦もまわると言われていますので、また一からのスタートとしたいと思っていますのでよろしくお付き合いくださいませ。
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 さて、早いもので“bj”が開幕して2か月半がたとうとしています。
 でも、オープニング・ティップオフまでの時間はあっという間だったのに、スタートしてからは意外とゆったりとした時間の経過のように感じます。
 そう感じているのはボクだけかと思っていたら、回りのファンの人たちも同調してくれる方は多いようです。なぜなら1試合、1試合をレギュラーシーズンの積み重ねとして慈しみ、楽しんでいるからのようです。
 以前より「プロ化のみが日本のバスケを救う」といっていたボクですがリーグが始まってみて気付いたことが何点かありますので、そんな所を書いて見たいと思います。
① ゲームの日程が土、日である事が多いためかスーツ姿で観戦に来る人が圧倒的に少ない事です。僕はどちらかというとJBLのゲームよりもNBA,NCAAのゲームを観ることが多かったため最初は気付かなかったのですが、若き友人がポロッともらしました。「JBLのようにチームが買い上げたチケットで入場する社員の人が少ないからでしょうね」と・・・。この事実ではっきりしたのは、チケットを買ってゲームを観るファンが主体となったということです。今まではチームを持つ企業が主体で、チケットを買って入場するファンはついでだったということがはっきりしたのです。
   チームはファンの物になったということです。
② また、何か所かのフランチャイズでゲームを観たとき、アウェイのチームに対する“ブーイング”が自然発生的に出てきたことに喜びを感じました。特に子どもたちの黄色い声援が目立っていました。彼らはNBAを観て育ち上がってきたのですから当然ですよね。プロバスケットボールの応援にはお約束の声援だということを熟知していたのです。日本のバスケシーンが変化した証拠ですね。
③ 全国各地でブースター(ファンの方々をbjはこう呼びます。アメリカでは当たり前の呼び方です)の方々とお話しする機会がたくさん持てました。もちろん試合会場でのことなので当然でしょうが、ホームチームの勝敗のことを非常に気にしていましたし、他チームの力や、主力プレイヤーの怪我の状況のことなどもよく把握していました。そして、○勝△敗で何位だとか、次のゲームは◆☆だから上位にいけそうだ、というような話題が普通に出てくるようになりました。これも今までに無かった現象といえます。ホームチーム=おらがチームという感覚と、1試合、1試合の勝敗に一喜一憂するブースターのあるべき姿が生まれつつあるものと思われます。

 まだまだ、レプリカジャージを着ての応援は少ないのですが、ボクの関係している大分ヒートデビルズのブースター1試合、1試合増えていっています。シーズンの終わる頃にはどの程度まで増えているか非常に楽しみです。
 2006-07シーズンには富山と香川県の高松にエクスパンションチームができ増殖を続けますし、まだ今シーズンも4月中旬までゲームがあります。観にいっていない方はぜひ行ってみてください。ちょいと今までとは違うバスケが観れることはお確約できます。
 さらに、アメリカでは記念すべき最初のシーズンを“INAUGURAL SEASON”(イノーギュラル・シーズン/開始のシーズン)と言い本当に大切になものと考えています。日本で初のプロのレギュラーシーズン、観ないと後悔すると思いますよ。

それでは次回の“なんトラ”までSee you!


オールジャパン・強者の意地

新春特別2本立ての2発目は、正月ということでオールジャパンです。筆者はここ5年、正月は必ず東京体育館と代々木で過ごしています。といっても、体育館に寝泊まりしているわけではもちろんありません。
当然のように今年も行ってまいりました。よほどのことがない限り、正月はこういう過ごし方を毎年繰り返していくでしょうね。「正月休み」という言葉が僕の辞書に復活する日は来るのでしょうか。

それはさておき、オールジャパンというと、JBLやWJBLに加えてインカレでベスト8に残った大学、地方ブロックを勝ち上がったクラブチーム等が一堂に会する大会。
東京体育館の4面と代々木第2体育館で同時に進行するのは利点でもあり難点でもありますが、ともかくそれだけ様々なカテゴリーのチームが集まるとなると、やはり期待するのはアップセット(番狂わせ)。特にJBLは外国人が出場できないとあってアップセットの期待も高まるというものですが、男子の場合ここ数年はJBL2部にあたる日本リーグ勢が大学勢にいいようにやられていて、もはやアップセットとは言えなくなってきた感があります。傾向としてはリーグ戦での外国人への依存度が高いチームが弱く、インカレ7位の日本大に敗れた豊田通商がいい例です。
スーパーリーグの各チームも、安穏とはしていられない状況です。優勝した東芝や準優勝の三菱電機でさえ、最後には地力を見せつけたものの大学勢に結構苦戦しました。リーグ前半戦を終えてから準備期間が少ないとはいえ、選手個々の力量を考えるともう少し相手を圧倒してもよさそうなもの。いかに普段外国人に頼っているかを証明していると言わざるを得ません。
ただ、JBLの外国人選手を排除している最大の理由「日本人センターの育成」という部分に関しては、ある程度その効果が出ているようにも思います。トヨタ自動車の2mプレイヤー・山田大治はリーグ戦に比べて出場時間が倍増、ダンクに3ポイントにと大活躍して大会ベスト5に選ばれました。同じくベスト5の三菱電機・鵜澤潤、松下電器・青野文彦、東芝・宋燕忻らもフル稼働してしっかり結果を残しています。どのチームも外国人次第になってしまっているスーパーリーグのあり方を考え直す必要があるかもしれません。
その他男子では、京都産業大と富山グラウジーズの対戦を見ることができなかったのが僕としては心残りです。富山が来季からbjリーグに参加するからというわけではなく、215cmの菅谷徹と210cmの石橋貴俊のマッチアップを見たかったのですが……ご覧になった方、感想を聞かせてください(泣)。

女子に目を移すと、東京海上日動をあと一歩まで追い詰めた立命館大や、三菱電機と前半をほぼ互角に戦った松蔭大の健闘が光った程度で、ほぼ順当な結果。大学勢はW1リーグ勢の壁を破れず、そのW1リーグで早々に優勝を決めたアイシンAWも2回戦で日本航空に屈しました。
そんな中、準決勝の2試合と決勝はかなりの接戦で盛り上がりました。その混戦を制したのは富士通。リーグ戦の優勝も未経験なので、初めての日本一です。
決勝の相手はシャンソン化粧品だったわけですが、中川文一ヘッドコーチは元シャンソン、シャンソンの李玉慈ヘッドコーチは元富士通という因縁の対決でした。そのせいか李HCはやりにくい面があったかもしれませんが、一方の中川HCは「対戦する相手に富士通のバスケットをぶつけていこうと、それだけだった」と優勝会見で語ったとおり、思い切りよく采配を振るっていたように感じました。後半のマッチアップゾーンの採用や、畑恵里子の起用がズバリ的中。さすが、かつてシャンソンを10連覇に導いただけのことはあります。
その中川HC、優勝会見ではこうも言っていました。
「あと何年かして総合力という意味での体力がつけば、シャンソンに勝って優勝も狙えると思っていた。でも、まさか今年勝てるとは思っていなかったんですけどね」
少し謙遜してみせたとはいえ、やはり古巣に対して「負けられない」という思いは強かったのでしょう。マッチアップゾーンという、前日まで使わなかった秘策をいきなり出してきた点を考えても、「負けてもともと」などという気持ちはさらさらなかったような気がしてなりません。V10の功労者でありながら追われるようにシャンソンを去った中川HCが、プライドをかけて戦いリベンジを果たした……僕はそんな見方をしています。

終わってみれば、男子の東芝・女子の富士通と、ともに川崎市に拠点のあるチームの優勝となりました。そういえば、スーパーリーグ・Wリーグ以外で唯一ベスト8入りの専修大も川崎。でも、これで川崎が盛り上がるかというとそんなことは全くないというのが、「なんだかなぁ」という感じですけどね。
最後に一つ。今バスケ界を騒がせている福岡レッドファルコンズはどうにかこの大会に出場でき、やや苦しみながらも慶應義塾大を破ってようやく公式戦初勝利を挙げました。選手達が交通費や宿泊費の一部を自ら負担しなければならないにもかかわらず、それでも彼らは「バスケがしたい」(どこかで聞いたことのあるセリフですが)と思っています。コートに立てることがどれほど素晴らしいことか、今の彼らは痛切に感じているはずです。
僕は一バスケファンとして、そんな彼らを応援したいと思っています。


クリスマスもバスケ漬け!

謹賀新年ということで今回は特別2本立て! まず1発目は番外編として、12月25日に開かれたバスケの日@クリスマスの様子をお伝えします。
毎年恒例のこの行事、僕自身は初めての参加となりました。直前の2日間は取材のため新潟に行っていましたが、「どんな感じなのかな?」と、取るものもとりあえず狛江に駆けつけた次第です。

まずは市民体育館での、いつものH2B2。日が日だけにどれだけの人数が集まっているのか見当がつきませんでしたが、最終的には見学組も含めると総勢16、7人だったでしょうか。
そのうちプレイしたのが女性2名を含む13人(だったと思います)。現役高校生から20代前半までが大多数を占める中、20代と30代の違いを全身で感じている僕としては、5で割り切れない数字というのは結構ありがたいものです(爆)。それでも翌日は筋肉痛に悩まされましたが……。
ところで、体育館に最後に登場した田山夫妻は、HYSTERIAで知り合い結婚に至ったというナイスカップル。HYSTERIAはこんな素敵な出会いの場でもあるんですね。
ちなみにご主人はデューク大の熱狂的ファン。息子さんの名前を、「コーチK」の異名で知られるマイク・シャシェフスキーから取って「慶」君と名づけてしまったほど。とっても可愛らしいお子さんです。

H2B2が終わると、西河原公民館のごく小さな一室に場所を移して懇親会です。ここには計12人ほどが姿を見せました。
会報誌「BULLETIN」でバスケ映画を紹介している溝口さん、アメリカ・タコマ留学から帰国したばかりの若尾君等、HYSTERIAではお馴染みの感があるメンバーもいましたが、この日の主役は15歳の女子高生2人! 前日島本さんにナンパされて(?)、この日の参加とあいなったそうです。
会の最初はご存じ岡山恭崇さんの話題で大いに盛り上がったのですが、この2人は15歳とあってまだその存在を知らなかったらしく、数々の仰天エピソードを聞いてはビックリマークを連発していました。ま、それも無理もない話です(笑)。
その後、「今度、車椅子バスケもやろうよ!」という島本さんの一言から車椅子バスケの話に移り、長野から毎回参加しているという木島さんから「3月25日、長野で36時間耐久バスケ」なる話も飛び出しました。時期的には行けそうにありませんが、だむだむのネタとしてはかなり上質……行けるものなら行ってみたいです。
途中、ラブラブぶりを見せつけるH2B2常連のツヨシ君と若尾君や、自分が来る前に女子高生が帰ってしまったことを異常に悔しがる村山君など、どうも妙な方向に話が進みつつありましたが、そのつど記念撮影や、島本さんと木島さんから提供された衣類・カードといったバスケグッズプレゼント等で軌道修正し、盛況のうちにおひらきとなりました。

藤本さんと柴田さんの女性陣を中心に会場を準備し、最後は全員で協力して片づけをしたわけですが、こういう手作りの会は参加者同士の距離が縮まって何とも良いものです。
今回参加された皆さん、本当にお疲れさまでした。そして、今回来られなかった皆さんは来年以降どんどん参加してください。バスケを語れる仲間が増えて、あの島本さんとも気軽に話せる、バスケ好きにとっては至福の時が待っていますよ。

追記:懇親会に参加してくれた2人の女子高生、あんなちゃんとやっちゃんにお願いがあります。氏名と連絡先を筆者・吉川まで……じゃなかった、HOOP HYSTERIA事務局(kaz@hoophysteria.com)までお願いします。
今後のH2B2の参加も待ってます!