すみません。随分とごぶさたしてしまいました。
 Bjの開幕などであっという間に2005年が過ぎ去り、明けましておめでとう、の2006年も半月経ってしまいました。
 NBAが生まれたのが1946年ですから今年で創設60年ということになります。ボクも同じ年の生まれですから世界選手権のゲームをやっている頃に3度目の成人式を迎えるわけで、随分と長く生き抜いたものです。まあ、暦もまわると言われていますので、また一からのスタートとしたいと思っていますのでよろしくお付き合いくださいませ。
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 さて、早いもので“bj”が開幕して2か月半がたとうとしています。
 でも、オープニング・ティップオフまでの時間はあっという間だったのに、スタートしてからは意外とゆったりとした時間の経過のように感じます。
 そう感じているのはボクだけかと思っていたら、回りのファンの人たちも同調してくれる方は多いようです。なぜなら1試合、1試合をレギュラーシーズンの積み重ねとして慈しみ、楽しんでいるからのようです。
 以前より「プロ化のみが日本のバスケを救う」といっていたボクですがリーグが始まってみて気付いたことが何点かありますので、そんな所を書いて見たいと思います。
① ゲームの日程が土、日である事が多いためかスーツ姿で観戦に来る人が圧倒的に少ない事です。僕はどちらかというとJBLのゲームよりもNBA,NCAAのゲームを観ることが多かったため最初は気付かなかったのですが、若き友人がポロッともらしました。「JBLのようにチームが買い上げたチケットで入場する社員の人が少ないからでしょうね」と・・・。この事実ではっきりしたのは、チケットを買ってゲームを観るファンが主体となったということです。今まではチームを持つ企業が主体で、チケットを買って入場するファンはついでだったということがはっきりしたのです。
   チームはファンの物になったということです。
② また、何か所かのフランチャイズでゲームを観たとき、アウェイのチームに対する“ブーイング”が自然発生的に出てきたことに喜びを感じました。特に子どもたちの黄色い声援が目立っていました。彼らはNBAを観て育ち上がってきたのですから当然ですよね。プロバスケットボールの応援にはお約束の声援だということを熟知していたのです。日本のバスケシーンが変化した証拠ですね。
③ 全国各地でブースター(ファンの方々をbjはこう呼びます。アメリカでは当たり前の呼び方です)の方々とお話しする機会がたくさん持てました。もちろん試合会場でのことなので当然でしょうが、ホームチームの勝敗のことを非常に気にしていましたし、他チームの力や、主力プレイヤーの怪我の状況のことなどもよく把握していました。そして、○勝△敗で何位だとか、次のゲームは◆☆だから上位にいけそうだ、というような話題が普通に出てくるようになりました。これも今までに無かった現象といえます。ホームチーム=おらがチームという感覚と、1試合、1試合の勝敗に一喜一憂するブースターのあるべき姿が生まれつつあるものと思われます。

 まだまだ、レプリカジャージを着ての応援は少ないのですが、ボクの関係している大分ヒートデビルズのブースター1試合、1試合増えていっています。シーズンの終わる頃にはどの程度まで増えているか非常に楽しみです。
 2006-07シーズンには富山と香川県の高松にエクスパンションチームができ増殖を続けますし、まだ今シーズンも4月中旬までゲームがあります。観にいっていない方はぜひ行ってみてください。ちょいと今までとは違うバスケが観れることはお確約できます。
 さらに、アメリカでは記念すべき最初のシーズンを“INAUGURAL SEASON”(イノーギュラル・シーズン/開始のシーズン)と言い本当に大切になものと考えています。日本で初のプロのレギュラーシーズン、観ないと後悔すると思いますよ。

それでは次回の“なんトラ”までSee you!