狛江の3、2、1。 – なんトラ 174

「どちらにお住まいですか?」とよく聞かれることがあります。東京にお住まいの方ですら知らないことが多い街、狛江ですから、地方に行けばさらにキョトンとした顔をされてしまいます。なので説明するときには「成城学園はご存知ですか? そのお隣です」と言います。さすがに成城学園は全国区、著名人もたくさん住んでおられるし超高級住宅地として有名なので分かってくださいます。成城は大田区の田園調布から国分寺あたりまでの多摩川台地の一連にありそこから多摩川の間に位置するのです。
若いころはそのうちあの崖の上に住みたい…なんて思ったこともありましたが、はぁ~、無理でした。そこで狛江市の紹介をしてみたいと思います。結構文化人もおられNHKの大河ドラマ“篤姫”の原作を書かれた宮尾登美子さんなどもお住まいです。

狛江市は市としてはまず、市内の狛江第4中学が合唱コンクールで何度も金賞を受賞したり、音楽家も多くお住まいだった所から“音楽の街狛江”として1つのムーヴメントとして推奨し始めたものがあります。
もう1つ市内在住の書家、小池邦夫さんが長らく行っていた“絵手紙運動”が有名であり、駅前の広場に「絵手紙発祥の地・狛江」と表した大きなパネルがはってあります。小池さんは一時期、年間2万枚くらいの絵手紙を友人に送ったというのですから凄まじい執念です。
このように文化的に素晴らしい動きがあると同時に、狛江は面白い特徴を持った街だということを知っている方にも、または狛江を知らない方々にもお伝えしたいと思います。
題して“狛江の3、2、1。”

3. つい最近まで、狛江は日本全国の市の中で3番目に面積の狭い市だといわれていました。平成の合併でこれ以上小さな市の生まれることはまずないだろうと、そして安泰だろうと思っておりましたら合併がそれを崩してくれました。それまで、1位が埼玉の蕨市、2位が同じく埼玉の鳩ヶ谷市、3位が狛江市。だったのですが、鳩ヶ谷市が川口市と合併してしまい2位に格上げになってしまいました。残念無念。鳩ヶ谷のおかげで3、2、1と決まらなくなっちゃった。
2. まあ、小さい、狭いというのが売りということはどういうことになるのか? 狛江の置かれた地理的位置を考えると新宿まで20分、渋谷も30分、二子玉川まで20分、成城学園まで5分。電車やバスでの所要時間です。ですから便利だということで人が集まってきます。かてて加えて自然が豊富で緑が多い、川もある住宅街だということで大人気。多摩川で川崎市と接し、野川で世田谷区と、そして北は調布市とも接しています。市のほぼ中央を小田急線が通っているので駅近辺はマンションが乱立。結果、人口密度が東京で第2位と言われています。
1. さて1位はというと、大きな会社はほとんどないという市であり、多摩川の河口から25km位上流に位置する東京都下の何の変哲もない街。だけど、電話の局番は03だという不思議な市です。そして、ここにやはり一番があるんです。狛江市民ののんびりさ加減と、穏やかな土地柄を表したものが…。そう、古墳なんです。古墳が東京都で一番多く存在するのです。開発で土地を整地しようとすると遺跡が出てきて建築が中止なんてのは日常茶飯事です。お江戸の昔から“狛江百塚”と言われていたそうで、まさかそんなにはないようですが、多いことをあらわすのに百という数字をつかったのでしょう。川の端には太古の時代から人間が住むようになっていますからね。古墳で1位というのは結構誇れますよね。

住んでいる住民の皆さんはこんな狛江が結構気に入っておられるようです。今回は手前味噌的な話題でございました。
それでは次回の“なんトラ”までごきげんよう。


NBA、JBL、bjを観て…。 – なんトラ173

2月末にフロリダ州オーランドでのNBAオールスターをはさんで、LAでの行き帰りでレイカーズとクリッパーズのゲームを含んで5試合ほど。
帰ってきて3月の上旬にJBLの栃木ブレックスのホームゲームを2試合取材させていただきました。対戦相手はレバンガ北海道、両方ともプロフェッショナル同士の対決ということでなかなかのゲームでした。折茂選手の意地に栃木は負けたかな? という感じでした。
そして3月下旬にbjの秋田ノーザンハピネッツと埼玉ブロンコスのゲームをバスケの聖地・能代で…。
約1か月の間に日米を挟んで3種類のバスケの表現を見てきたことになります。
でも、“3種類のバスケの表現”なんて書くこと自体変な感じです。つまり、長いことメディアとしてゲームを見てくると、ファンの皆さんのような所属意識というか帰属意識はまず持てないので、どうもひねこびた見方になってしまっている自分に気が付くわけです。そしてそれが嫌になることもあります。ゲームを純粋に楽しめないんですね。

今回は3種のゲーム・オペレーション(運営・演出)を観ることが出来たのですが、先達のNBAはさすがに見せ所を心得ている演出をみせてくれていて、満員のファンを楽しませていました。エンターテインメントだなぁ、ホント。
しかし、bjも出来て7シーズン目、演出ではかなり差を縮めてきたなぁ、という実感を持ちました。それはJBLでは一番洗練されているという評判の栃木のオペレーションを見たときにふと感じたのです。やけにバックの音が大きい、プレイヤーのかなり近い所で見ているのに生きた息遣いや、バッシュのキュッ、キュッという音が聞こえてこない、ということでした。
約2時間のゲームタイムの間、音楽とかサウンドは必要ですが、あくまでプレイヤーが主体だとボクは思います。もう少し音量を絞ればほどよい感じになるのに、と思いつつ見ておりました。
bjも最初のころは大音量を流すことが演出みたいな時期もありました。しかし徐々にどのくらいがちょうどいいのかということを研究したのでしょう。JBLの他のチームも観たのですが昔のままの応援スタイルというものでした。ファンがどちらを喜ぶかというのは自明の理というものでしょう。
バスケットボールをやってきた人たちを客の中心に据えて、会社関係の人たちだけでいいというのと、一般のスポーツのファンを取り込んで多くのファンの前でプレイをしてもらおうというのではおのずと手法が違ってくるはずだからです。前者も、後者もそれなりのバスケットボールではあると思いますが、誰もがバスケをメジャースポーツにと考えるならば後者を取らなければならないでしょう。野球、サッカーを見れば分かると思います。
2013年にはバスケットボール界が大同団結してひとつになろうとしているようですが、それには超えなければならないハードルはまだまだあるようです。
ゲームを見ていて感じたことを私なりに書いてみました。いろいろなご意見はあると思いますが、これからも、少しずつ触れていきたいと思います。