なんトラ113

 前回のなんトラで畑の花で名前の分からない、昔から良く見るサギ草みたいな花と書いておりましたものの名前が判明しました。
 “しゃが”という野の花であやめ科に属していて日本のアイリス(Iris japonica)という学名があります。そう言えばジャーマン・アイリスという紫色の花もありましたな。漢字で書くと草かんむりに者、我。または射干、胡蝶花などと書くようです。ついでにギリシャ語では“虹”という意味のようです。
 ともあれ、分からないままでは気持ち悪かったのですっきりしました。
 若い頃は季節の変わり目なども無頓着でしたし、ましてや周りに咲いている花など眼に入りませんでしたが、近頃では自然に眼に入って来るし、気になるようにもなりました。これも、少しずつ自分のやりたいことへとフェイドアウト(違和感なく消えるということか…)してきた効果かもしれません。

 さて、NBAもプレイオフに突入しました。昨年久々のワールド・チャンピオンになったボストン・セルティックスも無事その枠の上位に入っています。しかし、エースのケビン・ガーネットが怪我をしていて出場していないのが気になります。早く復帰して貰いたいものです。
 このセルティックスのホームシティーのボストンから東に1時間半ほど行ったところにスプリングフィールドという小さな町があります。ここが世界で最初にバスケットボールという競技がプレイされたところなのです。1891年のことですから、今から118年前のことになりますがインターナショナルYMCAトレーニングスクールという体育教員養成学校の指導教官であったジェイムス・ネイスミス博士が創案したゲームを、教え子たちがプレイしたのですね。現在、その学校はスプリングフィールド・カレッジという大学になっています。
 その市の中央から近いところにバスケットボール生誕の地を記念して作られたNaismith Memorial Basketball Hall Of Fame(ネイスミス記念バスケットボール殿堂)というバスケットボール関連の物ばかりを集めた博物館があります。この博物館が毎年バスケットの発展に貢献した人物を選び殿堂入りの式典をしますが、Class of 2009のメンバーが4月6日のNCAA Final Fourの開催されたデトロイト(ミシガン州)で発表されたのです。この殿堂入りが許されるということはケイジャー(バスケプレイヤーのこと)としては最高の名誉と言えるのです。
 毎年20人近いバスケットボールに対する功労者がノミネートされますが、今年は5人、マイケル・ジョーダン(シカゴ・ブルズ)、デイビッド・ロビンソン(サンアントニオ・スパーズ)、ジョン・ストックトン(ユタ・ジャズ)がNBAプレイヤーとして。そしてジェリー・スローン(ユタ・ジャズ)、C.ヴィヴィアン・ストリンガー(ラトガーズ大)がコーチとして選ばれました。
 今年のプレイヤー3人はオリジナル・ドリームチームの一員で有名ですし、3人とも世界にバスケの素晴らしさをひろめ、信じられないムーブで世界中を魅了したマイケル、理想的なセンタープレイヤーを創ろうとするとロビンソンになってしまうとNBAのヘッドコーチたちに言わせたデイビッド、日本人と変わらない体格でアシストとスティールでNBA記録を作ったストックトンと選ばれるべくして選ばれた3人で文句のつけ様がありません。
 また、ジェリー・スローンは一つのチームで1000勝挙げた唯一のコーチですし、ヴィヴィアン・ストリンガーは女子カレッジコーチとしては歴代3位の800勝を挙げており、チェイニー州大、アイオワ大、ラトガーズ大と3つの大学をファイナル・フォーに導いたコーチなのです。
 今年の9月10日~12日に殿堂で行われる式典には当然全員出席しますので、人気者3人男の来場で大変な賑わいになることは確実でしょう。ボクも何度か式典を取材しましたが、毎回「日本にもこういうのがなければいけないなぁ」と思ったものです。
 まだまだ、やらなければいけないこと、言い続けなければいけないことが山積みのようです。フェイドアウトの速度は鈍りがちですね。

 それでは次回の“なんトラ”までSEE YOU!


Most beautiful season. – なんトラ112

 良い季節となりました。桜が咲いて、木々の緑がどんどん芽吹いてきて生命の尊さを感じることの出来る季節です。ボクにとって四季の中で一番好きな時季です。
 なんといっても気持ちが良いですよね。薫風といいますか、爽やかな風が吹き抜けていると自転車に乗る動きも軽々となります。日曜の早朝6時、眼が覚め天気が良いと見るや自転車に飛び乗り近くの氏神様の神社裏にある畑にすっ飛んでいきます。どんなに前夜に不摂生しての夜更かしをしていても眼が覚めるから不思議なことです。
 畑の師匠はまだ真っ暗なうちから行っておりますから、ちょうどボクが行くと一服の時間で“Give me a break.”ということになります。そこで飲むコーヒーで眠気が完全にとれ、新緑に染まる畑をながめ、狛江の古墳群(あるんですなぁ、これが)をボ~ッとながめているとそれだけで体の細胞が開きはじめて、新鮮な気があふれてくるような気がします。
 そんな今、畑の花々もいっせいに花開きます。
 芝桜。
 水仙。
 昔からある花ですが名前を失念しました。サギ草みたいな花です。
 この黄色いのは菜の花ではありません。少々色目が薄いですね。ブロッコリーの花です。
 さやえんどう。
 プルーンの木の花。りんごの花みたいですね。
 かきつばたかな?。
 椿。
 そして、いろいろな作業が一応終わったあと、石油コンロでご飯を炊きます。この日の場合はにんじんの千切り、乾燥ホタテにお酒を少々入れてまぜごはんです。炊き上がったら熱いうちに大き目のおにぎりにして、それをやはり畑で取れた高菜を漬物にしたものの葉の部分で包み“めはり寿司”という和歌山県で食されているものを作ります(師匠が和歌山出身であります)。
 さらに、ほうれん草を引っこ抜いてきてゆがき、おひたし。おかかをたっぷり、醤油をかけまわして出来上がり。いたって簡単。また、ほうれん草だけでなくさやえんどうとその1種のツタンカーメンという表面が紫色のやつも一緒にやっつけます。こちらはマヨネーズを少々かけましたな。たくあんも自前のあまりしょっぱくない無添加もの。
ここまで揃えば後は飲み物で、この日はワインとシャレました。新世界ワインですがなかなかの優れものであり、コストパフォーマンスも良いフルボディの“OBiKWA”。南アフリカ産です。葡萄(ぶどう)の種類出4種あり、シラーズ、カベルネソーヴィニヨン、メルロー、ピノタージュとありどれも言うことなしの落ち着きがありました。畑でのランチパーティーでは酔うことはありません。至福の時といえましょう
東京でこんな経験をできるというボクは運が良いとしか言えません。何時までも大切にしておきたい場なのです。

今回は、あまりにも畑の周りがきれいだったので写真も多くしてみました、お楽しみください。これからも時々レポートすることといたしましょう。
それでは次回の“なんトラ”までごきげんよう。