日本人の活躍するスポーツがまたひとつ増えた。 – なんトラ75

 NHL(ナショナル・ホッケー・リーグ)って知っていますか?
 アメリカの4大プロスポーツのひとつで世界最高峰のプロアイスホッケー・リーグのことなのですが、この1月14日(現地時間)1人の24歳の若者がその狭き門をかいくぐって見事デビューを果たしたのです。
 そのプレイヤーの名前は福藤豊(ふくふじゆたか)24歳。ポジションはゴールキーパー。サイズは185cm、86kg。北海道の釧路生まれ、宮城東北高校の出身です。高3の時に史上最年少でナショナルチーム入りした逸材で2004年のドラフトでロサンジェルス・キングスに指名を受けたのです。ところがこの年労使紛争でレギュラーシーズンがすべて中止となってしまったのです。しかし、マイナーリーグに行くなどけっしてあきらめなかったことが歴史的偉業につながったといえます。
 本当に凄いことです。田臥勇太選手がNBAデビューを果たしたこととおなじ時点で語られてしかるべき快挙だとボクは判断しています。
 日本での競技人口も少なく、北海道、東北、南に下がると日光あたりまでがグラスルーツでプレイしている地域でしょうか。少なくともバスケットなどは全国津々浦々でプレイされていますが、氷が必要な競技のアイスホッケーだけにどうしても寒冷地でなければならないこともあって、冬の総体なども参加チームはぐっと少なくなります。
 日本のトップリーグだった日本リーグも北海道にある製紙会社(王子、日本)や、いろいろな問題で現在は第一線から引かれている堤義明元JOC会長の経営する西武鉄道などが中心になってレベルを維持していました。それでもオリンピックや世界選手権でもせいぜいBグループの上位に着くのが精一杯という状態でした。
 そんな中から這い上がって世界のトップでデビューできたのですからいかに素晴らしいことかお分かりいただけると思います。
 世界的に盛んな国は、アメリカの北部のミネソタ州やニューイングランドのメイン州など、そしてカナダといった北米。ロシア、北欧のスウェーデン、フィンランド、東欧のチェコ、スロバキアなどで、冷戦終結後はその地域の猛者たちが大挙してNHLにおしよせているのです。日本人のホッケープレイヤー(ゴールキーパー)としては大きい方ですがNHLでは平均的なサイズの日本人(東洋人)が夢の舞台に出場できたことには大きな価値があるといえるのです。
 “氷上の格闘技”といわれるアイスホッケーは激しいコンタクトプレイの連続で、ルールで保護されているキーパーとはいってもゴール前の肉弾戦とは無縁ということはありません。シュートはすべて150kmのスピードで直径10cm、厚さ2cmくらいの大きさのカチカチの合成ゴム製パックがすっ飛んでくるし、時には敵味方の区別なくプレイヤーが猛スピードで身体ごとゴールとキーパーめがけてぶつかってくることもあります。
 デビュー戦では第3ピリオドから出場、19分17秒プレイして5本のうち4本をセーブしています。味方が反則でペナルティーボックス(豚箱ともいう)に入っていて、1人少ない相手のパワープレイの時に許した1点のみに抑えて合格点を貰える活躍をみせたのです。
 アイスホッケーでキーパーは“ゴーリー”とも呼ばれ、勇敢なチームの精神的支柱の存在なのです。なぜなら、雨あられと射たれるシュートから身を挺してゴールを守って、自分からは何も能動的にできない受難のポジションなのでチームメイトから尊敬される存在なのです。
 決められたか? というスラップショットをナイスキープをするとすべてのプレイヤーがキーパーの元にきて膝下を保護するレガードをスティックでポンポンと叩くことで感謝と讃辞の気持ちをあらわすのです。そんなシーンが何回も見られました。
ボクも30代に入った頃、都の社会人リーグでゴーリーとしてプレイしていたので良くわかるのです。
 彼がプレイしている時にNBAとともに観に行く楽しみがひとつ増えました。
 NBAと同じくレギュラーシーズンは82試合、時期もダブっています。プレイオフも同じ方式です。さらに、コミッショナーのゲイリー・ベットマン氏はNBAの副コミッショナーでもあった人で親日家でもあります。シーズン中にアメリカに行くことがあったら観戦せざるを得ないですよね。ぜひトライしてください。
 ちなみにアイスホッケーという発音では通じないし、大笑いされます。ここはアメリカンな感じで「アイスハッキー」という様に言うようにしてください。ねッ。

 それでは次回の“なんトラ”までSee you!


自分でやれる事って結構ある…。 – なんトラ74

 明けましておめでとうございます。
 今年も皆さんにとって良い年になるよう祈っております。
 
さて、新年には今年はどんな年にしようか? という年頭の決意をする方が多いと思われますが、ボクは“自分でやれる事を、さがして実行しよう”というのが世紀が変わったあたりからの決意となっています。私たちの周りには悲しい出来事や、いろいろな憂うべき事象が表れているのですが、少なくとも自分が加害者になる事だけはしたくないと考えているからです。
そんな中のひとつが箸を持って歩く事、そう、MY箸ですね。
ここ数年続けていますが、外で食事をするときに割り箸が出てくる場合は何時も使うようにしています。限りあるものを言ってみれば湯水のごとく使うのは罪悪ではないか? と考えるようになったからなのです。
割り箸は間伐材、つまり不必要な抜いてしまう木材を利用したり、成長の早い竹を使ったりしていますが、主なところは中国からの輸入に頼っていると言います。ですから自分は使わないと決心してやっているのです。
たった一人が使わなかったとしても何の影響もあるわけはないというのは承知しています。でも、大げさですが加害者になっていないということに小さな満足感はあるのです。他人にやれなどと押し付ける事もしませんし、自分の中でだけの決意なのです。
また、もうひとつ実行しているのがなるべく時間のあるときは歩くか、自転車で移動すること。普段の運動不足の解消にもなりますし、タクシー代、バス代、電車賃の節約にもなります。さらに化石燃料である石油を使う事もありませんので二酸化炭素を排出しません。むしろ、CO2を吸いながら歩いたり、走ったりしているといった方が良いかもしれません。
ちなみに昨年度の節約金額は66170円でした。塵も積もればなんとやらで、さあ自転車をグレードアップしようかな? なんて考えております。

このコラムを読んでくれている皆さんの中にも「こんなのも自分で出来るよ」というアイディアをお持ちの方は是非、島本に教えてくださいませ。

さてさて、最近といっても昨年の10月末日に発表になった“スラムダンク奨学金”、嬉しいですね。よ~く調べられておられるし、子どもたちの夢を叶えられるのですから言うことのない企画です。現在NCAAで活躍している日本人は2人、アイビーリーグのコロンビア大タイガースのKJこと松井啓十郎君とポートランド大パイロッツの伊藤大司君。かれらはプレップスクールのモントロスクリスチャン・ハイスクールでプレイして両大学に進学しています。リクルーターの目に留まり、スカラシップ(奨学金)をもらえる状態でなければ大学でプレイできないアメリカの仕組みをパスしたから夢が現実になったのです。そんな手助けをするというのですから素晴らしいことです。よく井上雄彦兄と話したことがありますが「自分がやれることからやらなけりゃ、世の中変わりゃぁせんよね」ということをやってくれました。
流石でかいことを……と感動しています。
現在の高校2年生が対象ということですのでどんどんトライして欲しいものです。
こんな楽しいトライがどこにあるでしょう。
全国の高校2年のケイジャーたちよ、なんトラだよ!。(大きくしてください)

それでは次回の“なんトラ”までSee you!!