“産む機械、装置の数は決まっているので、一人あたまで頑張って欲しい”
とお話になったのは柳沢厚生労働大臣様。
まいりますねぇ。時々いるんです、無神経な方がね。一般人のボクらが言たって完全に女性から総スカン食うだろうに、お国のその分野のトップの方が言っちゃあお終いです。順番を待っていればトップにいけるというわが国をリードする政党の体質が、物事に対する緊張感を失せさせているのでしょう。
この世の中、男性と女性の2種類しかいないのだから優劣などつけようもないし、それぞれが認めあい、支えあうのが基本だと思っているのですがね。
どうも根底に男尊女卑の考え方がまだあるのでしょう。
最近、市の“男女共同参画フォーラム”の実行委員にならされて勉強させられている身にとっては、非常に気になる発言ではありました。
さて、外国にはこんな事例はあるのでしょうか?。アメリカでは女性をさげすむ例はないのでまずこんな発言はありえません。でも、人種差別の発言に関してはかなりあるようで、よく新聞で話題になっています。白人が黒人に対してというのがこれまで一般的でしたが、スポーツ界では、とくにバスケットボールの世界では黒人が圧倒的に多いので逆現象もあります。
現ニューヨーク・ニックスのヘッドコーチのアイザイア・トーマスが、デトロイト時代に白人のスーパースターのラリー・バードにたいして「彼が黒人であれば、これほど騒がれることはないだろう」という発言をしたことがありましたが、この時はかなり話題になっていたことを思い出します。
結局、「言いたいことが間違って伝わってしまった。しかし、そんな風に捉えられたのは不徳の致す所もうしわけない」というような謝罪をしていました。それで一件落着でした。
ボクもあらゆることに緊張感を持って発言せねばいかんと自戒しているところです。フリーランスという立場は自分で気にしていないとゆるみっぱなしになってしまうからなのですね。
今回は毛色の変わった文章になってしまいました。かなりの人々がこれだけ反発したというのは日本人の考え方も変わってきたんだな、と思ったので書いたのです。皆さんはどう思われるでしょうか?。ご意見をお聞かせ願えれば幸いです。
それでは次回の“なんトラ”もPlease check it!