11月の12日から17日まで台湾へ小旅行としゃれてきました。
 この夏、我が家にホームステイしていたアンジェラ・チェンという台湾の娘さんに誘われてのプランだったのです。
 まずは彼女の人となりを紹介しましょう。
アンジェラは釈由美子似の素敵な、おしゃれなレディで美味しいものを食べることと、お嬢様願望をもつなかなか頭脳明晰なお娘さん。願望など持たなくても十分お嬢様チックなのになぁと思うのですが、本人は今時の日本のファッション雑誌をチェックしているようで、探究心旺盛なのです。
我が家は子どもがふたりとも男の子だったので、突然娘ができたようなものでボクとしても不思議なものを見ているような感じだったし、嬉しくもあり、うちのガーコ(神さん?)ともすごく気があっていいコンビなのです。
もちまえのひとなつっこさで、つねに「お母さん、お父さん」などと言ってくれるし、世にあまたいる娘を持つ親の感覚を味合わせてくれました。
彼女はロータリークラブの国際交換のアンバサダー(大使)というプログラムに選ばれて京都で3か月の間日本語学校に通う学生でした。その時に東京も行ってみたいということで縁あって我が家にステイしたのです。本国では大学の心理学の講師をしています。
初めてあった日に“美味しい物好き”と聞いたので「ガイドブックかなんかで調べるの?」
と聞くと「いいえ、知らない町に行った時5人位、歩いている人に“ここらに美味しいものを食べさせるお店はありませんか?」と聞くんです、と言うのです。そして「その中で3人位が教えてくれたたお店に行ってみるんです、はずれませんよ」、またそれが適わない時には「沢山人の並んでいる店に入るんです」と言うではないですか。
 思わずうなりまいた。この娘は賢い。只者ではないと思いました。
 そして「お父さんのお薦めのお店はどこですか?」と切り替えしてきます。
 日本にいる間中、築地の魚河岸の板前さんが行くような店をはじめとした、ボクのお気に入りの店に連れて行ったのは言うまでもありません。お世辞だったかもしれませんがすごく喜んでくれました。アンジェラのフィロソフィーは“高くて美味しいのは当たり前、廉くて美味しくなきゃ”というもの。ボクらとピッタリだったのです。
 台湾に帰ってからも週に何度かメールをくれるしSkype(PCで会話できるシステム、無料が嬉しい)でも話しました。そんなとき最後のフレーズは「次はアンジェラの番です。お二人を案内します、台湾にも沢山おいしいものがありますよ。来て下さい」でした。
 そんなこんなで実現した旅なのです。
 凄い旅でした。5kgも太っちまいました。高血圧の対策として食事療法で8kgくらい痩せたのに…。食べて、食べて、食べて、食べて……。う~ん。重い!。
 この旅の内容は次回の“なんトラ”を。それではSee you soon!