昨年の11月から縁あって法政大学の運営する総合型スポーツクラブのバスケットボール部門のお手伝いをしています。ファイブスターキャンプで約15年ほど、子供たちにバスケを楽しいと思ってもらえるようなワンデイ・キャンプ(1day camp)を続けてきましたが、理想型は通年でやることにありました。

これはパートナーの岡山氏ともよく話していたことで、子供たちの個性を見極めてそれに会った指導を継続していくことが出来るからです。とは言え、チームを作って大会に出て試合をするわけではありませんから、子供たちがそれぞれの学校で、所属するチームのコーチに「基礎は出来ていて、応用も利くな」という風に思ってもらえるように育てて行きたいというフィロソフィー(やり方)は持っていました。
こんな考え方を法政大学は許してくださいました。

これまで、あまり縁もゆかりもなかった大学と言えますが、唯一つながりがあったのは、その法政クラブを創設したメンバーが苅谷春郎教授であり、大学時代の同級生でした。彼は東京6大学の雄であり、伝統のある法政大学の中でも2009年に創設された新しい学部、スポーツ健康学部の学部長をしていたのです。たまたま雑誌の原稿を書いていただいていた友人の元新聞記者であり、女性スポーツの権威でもある三ツ谷洋子教授に再会の労をとっていただいたことからとんとん拍子で「おい、手伝ってくれや」「OK!いいよ」となったのでありました。三ツ谷さんには本当に感謝です。

人生、長くやっているとこういうことも間々あるようです。

その後、最初の顔合わせの法政クラブの理事会での説明の時から、通年の教室と小学生に向けたサマーキャンプの重要性を私は説いたのです。小学生時代には1つのスポーツだけではなく、色々な種目を体験することが色々と可能性が出てくるし、バランスの良い成長をするから重要であるとの考え方を自分なりに持っていました。これは岡山氏とも何度も話し合ったことであり共通の確認事項であったのです。私のバスケの指導させていただく原点はそこにありましたから、熱を込めて説得しました。

そしてついにサマーキャンプが実現しました。
場所は多摩キャンパス。サイトは高尾山のそばで町田市、相模原市、八王子市にまたがっています。あらゆるスポーツ施設と宿泊棟が完備しており、理想的な環境です。
初めてのことだったので子供たちの体力などを加味して、8月25,26日の1泊2日のコンパクトなものになりました。八王子の民間のボランティア団体の方々の指導で文化的なもの(お手玉の製作と遊び方、夜は星空の観察など)と遊び(近くの町田市の大地沢自然公園での水遊びやアスレティック)もアクティビティーに入れてスポーツはバスケットと陸上競技。
運営する指導者やお世話役の方が勉強になったキャンプでした。というのはスポーツは専門分野ですから予想がつきますが、文化的なものは初体験。非常にバランスのとれた物に仕上がったように思います。

私が一番感じたのは幼稚園の年長さんから小学6年生までの子供たちの無尽蔵にでてくるエネルギー、パワー。興味を持ったものに対する集中力の凄さ。本当にされ圧倒ました。それを上手くコントロールしてくれたスポーツ健康学部の学生さんたちの献身的なサポート無くしては良いものにはなりえなかったと思います。
今回は16人の参加者でしたが来年はもっと増えることでしょう。

それでは次回の“なんトラ”までごきげんよう。