ツイッター(TWITTER)なるものを下の息子の勧めでやり始めております。
皆さんのつぶやきを見ていると、かなり意識して書くという感じでやられている方と、まったくその時に思うがままに、吐いた言葉を連ねているタイプがあります。どちらもそれぞれ人柄がにじみ出ていて、なかなか味わい深いものであります。
でも、たとえば雑誌に書く原稿、HPに書く原稿、ブログに書く原稿というものはそれなりにボリュームがありますし、推敲に推敲を重ねますのでかなりの力を込めないと完成いたしません。そこへ行くとツイッターは僅か140字で完結しますから気持ち的には非常に気が楽といえますし、書きやすいし、感情をぶつけ易いという利点があります。
そして、ハンドルネームと言いますか、ツイッターネームで書かれていて分からない方も多いのですが、堂々と自らの名前や、写真を公表しておられる方も多いので、何をつぶやくのかを期待して必ずそれを読むための“フォロー”するという方法もある訳です。
ですから著名人の方をフォローすると必ずつぶやいたことは送られてきますから、どんな考え方をしているかがわかるということです。著名人は自分の考えをそこに書くということで、皆にそれを知ってもらえるという効果が出るので、影響力のある方法だと思います。政治家が選挙の時に多用して票集めの効果が上がったということを耳にしたこともあります。
ITの時代に突入していろいろな意見の発表の場が出てきました。ホームページ、そしてブログ、仲間に自分の日記を公開するmixiなど次から次へと新手のツールが出てくるので対応が大変です。ボクは積極的にそれらを取り入れる方ではありませんが、大体回りにいるhysteriaの若者に教えてもらって取り入れます。
年代的にはPCが出てきて仕事の中に取り入れられてきても、若者にまかせっきりで「これやっておいて!」ですんでしまったものですから、フリーランスになってからかなり苦労しました。
原稿ひとつとっても万年筆で原稿用紙に書いたほうが早いなどと言って、しばらくの間パソコンで原稿を打つことをしませんでしたので、おそらく月刊バスケのライター陣の中でも原稿をメールで送るのは最後の方ではなかったかと思います。
担当編集者には本当に多大なる迷惑をおかけしておりましたなぁ。
相変わらずわからないことだらけで日夜パソコンと格闘していますが、考えてみると節目節目では我が家にステイしていたドイツ、オランダ、台湾のせがれどもが常にアナログなボクに細かい説明をしてくれて、使えるようにしてくれていましたし、めちゃくちゃに使っていたものを時々日本に帰ってくると全部綺麗に整理してくれて、そして最新のものをダウンロードしていってくれます。現在、ドイツ・マイクとオランダ・レムコはその世界のトップをひた走るアメリカのgoogleのプログラマーですし、台湾・マイクは母国の精華大学(日本で言えば東京工業大に当たるらしい)の研究者をしていますから、師匠には恵まれているようです。
駄目な、出来の悪い弟子には神様が良い先生を付けてくださるようです。
これまでの日本の教育は歳上の人が若き人を教えるという図式で成り立っていました。しかし、IT関連の物はすべてといってよいほど若き人に教えられるという逆転現象です。PCしかり、携帯しかり…。「老いては子に従い」ということなのでしょう。まだまだしばらくは奮闘を続けることになりそうです。若き先輩よろしくお願いいたします。
それでは次回の“なんトラ”まで、ごきげんよう!