はじめまして! このコーナーを担当することになった、スポーツライターの吉川です。
と、いきなり吉川と言われても「誰?」とお思いになるでしょうが、普段からフープヒステリアのサイトをご覧になっている方はピンとくるかもしれません。そう、阿部理選手の本「オールドルーキー」の著者の一人です。そこのあなた、買っていただけました? それはさておき、このコーナーの趣旨を説明させていただきましょう。バスケを見ないと手がプルプル震えだすこの僕が、バスケットボールが転がっている所にはどこにでも押しかけて、その様子をレポートしつつ感じたこと考えたことを書き殴ってしまおう。かいつまんで言うとそんな感じです。
ちなみに、この「だむだむ探検隊」というタイトルは、ズバリ某お笑いコンビのネタのパクリです(爆)。ごめんなさい。
面白い文章を書けるかどうかはわかりませんが、興味深いネタを提供できるように頑張りたいと思います。お付き合いのほどよろしくお願い致します。

さて記念すべき第一回目は、なんといっても日本初のプロリーグ・bjリーグ開幕戦! これ以上のネタはないでしょう。素晴らしいタイミングです。
11月5、6の両日、有明コロシアムで行われた東京アパッチvs新潟アルビレックスに行ってきました。

5日は前日の予報では天候が心配されていましたが、いざ当日になってみると雨が降る気配もなく爽やか。最寄り駅の国際展示場から橋を渡ってコロシアムにたどりつくと、試合開始2時間前の時点でなかなかの賑わいぶり。入場口前の広場には、bjリーグのグッズを販売しているショップやフェイスペインティングをしてもらえるブースが並ぶほか、アパッチのホームだけにトーテムポールも立っていたりします。仮設のコートではバスケを楽しむ若者達(という言い方をすると少々おっさんくさいですが……)。いかにも「これから楽しいイベントがありますよ」という雰囲気ですね。
そんな様子を眺めつつ会場に入ってみると、客の入りも上々です。アパッチは宣伝不足を危惧する声も多かったのですが、紫色のアパッチユニフォームを着ている人も結構いました。羽根飾りのようなものを頭に着けている人もちらほら。アパッチの専属ダンスチーム「J-rome」のおねえさん達が広場で配っていたそうです。
試合後の発表によると来場者は3700人余り、そのうち有料入場者数は約3200人。一万人収容のアリーナとあって上のほうの席などはちょっとガラガラな感も否めませんが、コートに近い指定席はほとんど埋まっているし、よく集まったほうでしょう。やはり「新しい歴史の第一歩をこの目で確かめたい」という人が多かったのかな?
それから、目についたのがコートの真上にぶら下がる大きなスコアボード。NBAのアリーナにもある、リプレイを見ることができるアレです。bjリーグならではのスポーツコートも、よく映えています。この2つがあるだけで何だかNBAっぽい雰囲気が出ますね。

いろんな方とバスケの話などをしているうちに、セレモニーが始まりました。ダンスを取り入れた演劇のようなパフォーマンスの最後に、高い所にあるステージが照らし出されアパッチの選手が勢揃い! これが実にカッコいい演出でした。パフォーマンスに子供達を登場させたのも良いですね。こういうのが結構客のハートを掴むんです。
それから、アパッチの選手紹介では一人ずつ名前を呼ばれてコートに入るのですが、ほとんどの選手がそれぞれのBGMに合わせてダンスを披露したり軽快にステップを踏んだりしながら登場していました。このへんに、アパッチの方向性が何となく見えてきますね。

そして、河内敏光コミッショナーの「バスケをしましょう!」という開幕宣言が終わると、いよいよ試合開始。
アルビは様子をうかがうような立ち上がりで、そのせいか全体的に動きが良くありません。普段は大声で指示を出す廣瀬昌也ヘッドコーチもベンチに腰をおろしたまま。
一方のアパッチはコート上の5人が自由自在に動き回ります。あまりに奔放な動きにアルビが対応できず、前半は46-25という大差。
しかし、このまま黙ってはいないのがアルビ。オフェンスリバウンドとプレッシャーディフェンスであっという間に点差を詰め、4Q残り7分には逆転! その後は一進一退で延長戦にもつれ込みます。開幕戦から延長戦、それも怒涛の追い上げで21点差を追いついての延長とは、何とも出来すぎなドラマです。
延長戦も残り1分までは取られたら取り返すという展開でしたが、そこからアルビがオフェンスファウルなどでチャンスを潰し、最後は93-90でアパッチが勝利をものにしました。

接戦ということもあって、会場はかなりの盛り上がりでした。新潟からツアーバスだけでも40人以上駆けつけたアルビサポがゲームの盛り上げに大いに貢献したのは言うまでもないですが、アパッチを応援する人達も結構な人数が大声を出していました。ボードを掲げている人もいましたね。
今までは、ホームコートと呼べる雰囲気は新潟にしかありませんでした。しかし、この日声を枯らして応援した彼らが有明コロシアムに通いつめるようになれば、ホームコートと呼べるほどの熱狂的な応援が根づくかもしれません。その可能性を感じることができたのは、バスケファンとして嬉しいことです。

……と、まだまだ書きたいことはたくさんあるのですが、あまり長すぎてもいけないので、続きは次回ということで。なるべく早く更新したいと思います。
あらためて、今後ともよろしくお願い申し上げます!