12月31日の昼過ぎのこと。つらつら過ぎ去った1年のことをぼ~っとふりかえりつつ屋根裏仕事部屋のデスクまわりを片づけていたら日記帳が出てきたのです。
子どもの頃より整理整頓が苦手で部屋の中はいつも資料の山になっていたし、ひとつ取り出すとがさがさと崩れ落ちてくることもしばしばの状態でした。でも、どこに何があるかはほぼ把握しています。いかん、駄目だこりゃ、と思うことは何時ものことなれど、きれいになったためしはありません。
だから、出てきたと書きましたがあるのはわかっていました。
この日記帳、B6くらいの大きさでブラウンの革張り。見ているだけで落ち着いたおもむきで重厚感もあり気に入っていました。が、中に書くかどうかは別問題です。これまで取材で出張のとき、海外や国内の旅には持って行き、備忘録として忘れないようにメモがわりに使のがせいぜいでした。
うちの奥さんと息子たちから父の日のお祝いにプレゼントされたものなのですが、いただいた日の日付はきちんと書かれており、1991年5月30日。銀座の鳩居堂でみて素敵だなと思ったのでリクエストしたように記憶しています。
3years Diaryと空箔押ししてあり、きちんとした人であれば6冊目に入っていなければなりません。なんてったって3年ですから。でも、中はスカスカのオープン状態。
で、2007年は1行でもいいから書いてみようか? と気まぐれな心が動いたのです。
同時に、あまり気張りすぎるってのも好きではないので、池波正太郎さんの日記の書き方に倣うことにしました。その日食したものを記するという方法です。これならば、食いしん坊のボクですから、それだけでスペースは埋まろうってもんです。何かあったり、気になるフレーズ、また、なかなか良い言葉だなと思ったものを書けばよいのですから。
そうしたら、続きました。3日坊主というのが常のボクがです。10日過ぎくらいから最長不倒距離を更新中。4分の1年の継続です。
内容は他愛ないものがほとんどで、行動記録、会った人、感動した言葉、なかなか素敵な動き方をする人の印象など…、よいこと以外は書きません。後に残るものだから何時も気分よく行き(生き)たいですからね。
また、この日記から学びました。“楽しみながらやれば続くものなのだ”ということを。
なんトラ精神ですかね。
それでは次回の“なんトラ”までSee You!