京都産業大学レクチャー・レポート – なんトラ119

 今回もヨーロッパで感じたことにしようと予定しておりましたが、その前にこの“レクチャー・レポート”をお伝えしたいと思いました。学生の皆さんの真剣さも私にはビシビシ来ましたので書かせていただきました。なかなかのものですよ、私のあった学生さんたちは。6、7年前に成城大学の文芸学部の“スポーツと文化”という口座では井上雄彦大先生にもお手伝いしていただいたこともありました。今考えてみるとお忙しいのによく来てくださったなぁ、と思い出にふけってしまいます。

 7月9日(木)と10日(金)の2日間、フープヒステリアのメンバーの通称WOGさんこと小倉めぐみさん(京産大の助教をされています)のご好意とご依頼で上賀茂(京都産業大学の所在地です)に行ってきました。WOGさんは文化学部に所属していてアメリカ文化について教鞭をとっておられます。バスケの知識はもの凄く、カメラの腕もプロはだし、さらにアメリカ文化をも教えてしまおうという方ですから、私などいつも彼女に会うたびに思わず頭を垂れてしまいます。ヒステリアのメンバーの方々は中学生から80歳オーバーの方まで、いろいろバラエティーに富んだ素晴らしい方がおられるのです。
 さて、9日は経営学部、経済学部の「アメリカの形成と発展A」。10日は文化学部、外国語学部英米語学科の「米文化概論Ⅰ」の授業でアメリカが生んだスポーツであるバスケットボールがどのように受け止められ、また、社会の中で機能しているか等を、メディアがどうからんでいるかを含めて話してくれということで、レクチャーしてきました。
 学生にとって興味のあるスポーツの話題で、なんとかバスケットというスポーツを理解して貰えるよう、つたない話ですががんばってみました。せっかく呼んで頂いたのだからこれだけは覚えておいてくださいと、バスケの生まれた日、そしてどのように伝播してきたのか?、など絞ってお話したのです。 
 TVの番組などで話すのと、生の人間を前にして話すのではまったく勝手が違います。前者の場合には反応はなかなか掴み難いし、後のちに判明することが多いのですが、後者は直に反応がビシビシ来るのです。
われわれの学生時代には、授業の途中に教室を出るなどということはまずありませんでしたが、今はつまらなければ平気で出て行ってしまいます。教える側にとってはおっかない状況ですねぇ。
 出席も教室の入り口にカードを当てると自動的に感知し出席を管理するというスイカやパスモ並みのハイテク振りです。これじゃあ、代返など出来るわけありません。すごいシステムです、ずいぶんと発展しているんですね。でも、後で考えてみたら、上に政策があれば、学生には対策があるわけで、誰かに頼めばよいと気が付きました(笑)。
 一応、両日とも最後の質疑応答の時に「これから社会人として世の中に出て行く皆さんがこんな人になっていたら一緒に仕事をしたいなと思います。ボクはね」という会社の中で仕事を楽しんでいくやり方を掴んでいる人の話をしました。そうしましたら、僕のつまらないレクチャーの終わったあとのQは結構そんな話に収斂していました。
 やはり、仕事の現場の経験を聞きたいというのが感じとられました。18歳から23、4歳までの大学生でスポーツは趣味程度の人にとっては、何かインパクトがないとすぐに忘れてしまうでしょうが、これからのことになると意味合いが違ってきます。彼ら、彼女らの近未来には就職という現実があるのですから、やはりそこがポイントになるのでしょう。
 ですから、こちらが一生懸命にストレートに話をすると決して反応がないわけではなく、かなりいろいろなシグナルを送ってきます。「何か夢中になれることを見つけて集中してやってみるといい」と言いました。「やりたいことかどうか少ししか分からなくとも、何もしないでずっと同じところにいるより、思い切ってやったほうが何かが見えてくるはずだからね」とも…。
そうしたら、何か皆がこちらを一生懸命に見ているのを感じましたね。こんなことを上手く掴んでいけばコミュニケーションは問題ないということを勉強させてもらいました。ふだんやらないことって、刺激はあるし、難しいし、疲れるけれど、楽しいものなんだということも。いくつになっても勉強です。
聞いてくださった学生の皆さんにはひたすら感謝するしかありません。どうもありがとう。

次はまたヨーロッパで感じた話に戻りたいと思っています。それでは次回の“なんトラ”までSEE YOU!


フランスの田舎でLady Libertyに会ったぞ。 – なんトラ118

 無事帰還いたしました。前半1週間はミュンヘン、シュッツットガルトで主に結婚式を中心に行動。後半1週間はフランスのアルザス地方、ストラスブールの南に下がった“ワイン街道”のColmar(コルマール)とRiquewihr(リクヴィル)に3日いて、後は花の都パリ。
 どちらともボクの今までの人生の中には、あまり現れてくるはずのない地名です。だからこそ嬉しい。新たなる体験・体感ツアーなのでした。
ドイツでは友人の家にステイしましたので心配する必要もありませんでしたが、フランスのホテルは日本からインターネットで検索して予約。どうなるかヒヤヒヤものの初体験でしたが、きっちりと予約されていて何の問題もなくスムーズでした。なんとも便利な時代になったものです。

 旅というものは、ハプニングや思いもしなかった事柄が知れたなどということが嬉しいものでして、今回はそれまで知りもしなかったコルマールで「へ~っ」ということを知り得たのです。
 Gare de l’Est(パリ東駅)からTGV(フランスの新幹線)でStrusburug(ストラスブール)
経由でコルマールまで行きました。さすが鉄道でも日本などより早く作られ、使われていただけあってなかなか便利に出来ています。しかし、それぞれの方向に行くのには全部駅が違います。簡単に説明すると、東駅、北駅、サンラザール駅、モンパルナス駅、オーステルリッツ駅、リヨン駅これで東西南北をすべてカバーしているのですね。日本の東京で言えば渋谷、新宿、池袋、東京、品川などから新幹線が出ているような感じでしょうか?。
 他の交通機関より、ちょっと高いのですが乗り心地は良いしのんびりしているのが素敵です。2時間半も乗ればアルザス地方の中心都市のストラスブール、さらに南に20分ほど下るとコルマールに着きます。
 まぁ、なんとも可愛い町でした。コンパクトでありましていろいろと入り組んでおりますので、地図を見ながら歩いても分かりにくいことこの上ない状態がず~っと続きました。中世の路地がそのまま残っているのですから当然です。
 でもオールドタウンに入ろうとしたところに3mくらいの高さの見慣れた像が建っていました。
「ありゃ、なんでここに“自由の女神”が立っとるんだ?」
東京にも、お台場やラスベガスにも立っているのがあるけどその類かな? などと思いもしましたが、ここはフランス。何か理由があるんじゃなかろうか?。と…。
ホテルにチェックインして分かりました、分かりました。
 自由の女神の作者の生まれた土地だったんですね、コルマールは。何も知らずに来た私はなんとも恥ずかしく、穴があったら入りたくなりました。でも、知ることが出来たということで良しとしましょう。
 その彫刻家はフレデリク・オウギュスト・バルトルディ。
 1834年コルマール生まれで1904年にパリで亡くなっています。アメリカ独立100周年を記念してフランスから贈られ1886年にNYに建てられました。その建立にはエッフェル塔で有名なギュスターブ・エッフェルが携わったということです。NYでは女神像の頭部まで登ったこともあったので不思議な縁を感じました。
 パリにもセーヌ川のほとりのグルネル橋のたもとに女神像がありますが、こちらはパリに住むアメリカ人からの返礼でフランス革命100周年の記念に贈られた物のようです。
 さて当然のこととしてこのコルマールには“バルトルディ美術館”が町の中心にありました。それを見ずしておめおめと日本に帰れるものではありません。しっかり拝見して来ました。日本ではあまり有名な作家ではありませんが(勉強不足の私が知らないだけかもしれない?)、聞いたことのある有名な彫刻の作品名がずら~っと並んでおりました。ベルフォアのライオン像の試作からの制作過程の作品などなかなか迫力十分でしたし、小説“ローマ人の物語”の初期に出てくるガリア(フランス)人の英雄のアルチンジェトリクスなども製作しているとあって、かなり親近感も沸いたものです。
 旅というもの、は思ってもみなかった物に遭遇するというのが醍醐味のひとつであると書きました。そんな面ではバルトルディという人物に興味を持てたということは、大変大きなインパクトであると思えます。“台場の女神”(と呼ばれているそうです)を含めてLady Liberty
がますます好きになりました。2001年の9月11日依頼公開されていなかった女神も全面的にOKになったようです。またNYに行きたくなってきました。

それでは次回の“なんトラ”でまたお会いしましょう。SEE YOU!


BJ×bj(2)オールスターって何?

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ブラックジャックオタクがお届けするマニアックな企画の第2回は、もう当然のようにオールスター@別府です。今思えば、ブラックジャックはアトムをはじめ手塚マンガの人気キャラが毎回のようにゲスト出演する“スターシステム”を採用しているので、オールスターとは接点がありますね。

で、本題に入る前に、オールスターつながりで、2008年末に宇都宮で開催されたJBLオールスターに触れておきましょう。といっても、見に行ってません(爆)。理由は「遠いから」。ここで、毎回読んでくださっているありがたいお方は、「ん? 以前、わざわざ鹿沼まで行ったとか言ってなかったっけ? 宇都宮のほうが行きやすそうだけど?」と思うかもしれません。確かに交通の便は宇都宮のほうが良く、僕も場合によっちゃ電車1本で行けちゃったりします……が! 大きな違いが一つ。同じJBLでも今回はオールスターなのです。

「だったらなおさら見に行けよ」というそこのあなた、JBLのオールスターをなめちゃいけません。過去に代々木で4回観戦しましたが、ハッキリ言って見ていられません。そして、今回も一応テレビで録画放送を見てみたんですが、前半を終えたところでチャンネルを変えてしまいました。バスケに限らず、よほどのことがない限り途中で見るのをやめたりしないんですけどね、普段は。

ずっと代々木開催だったのが昨シーズンは札幌、今シーズンは宇都宮と地域密着型プロチームのホームで開催しているのは評価できます(何故新潟でやらなかったのかとも思いますが)。ですが、選手のだらけ具合は年々拍車がかかる一方。シーズン中で怪我が怖いのはわかります。じゃあNBAのオールスターゲームもあんなにだらけているでしょうか?
JBLの選手はいわゆる“エリート”。それもオールスタークラスとなれば、普段試合で見せるプレイのレベルは非常に高いのです。ファンはそれを見るために何千円も払ってチケットを買っているはずなのに、あんなゲームを見せるのは言ってみれば“職務怠慢”。アマ組織のJBLでは、意識の低い選手もまだまだ多いということです。

と、毒を吐くのはこのへんにして、ここからようやく今回の主題、bjオールスターです。今回の開催地は大分ヒートデビルズのホーム・別府。「宇都宮に比べたら時間も金も相当かかるじゃん」と思うでしょうが、僕は行っちゃいました。その理由は、なにもブラックジャックだけではありません。それはこの先を読めばわかるはず。

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まずは試合前日、杉の井ホテルで開かれたレセプションの様子から。会場で島本さんを見つけると、隣にいたのは埼玉の成田俊彦社長兼GM。成田さんによると、庄司和広&レジー・ウォーレン両選手はこの日の午前中からブースターとの別府観光ツアーがあるため、朝8時の飛行機に乗ったとのこと。ということは、起床は5時くらい? でも、成田さん曰く「庄司が前日事務所に来て『ビデオカメラあったら回しますよ』と言ってくれたんで、喜んで渡しましたよ」と、本人達はやる気満々だったようです。そして、選手・スタッフが1人ずつ紹介されて入場する際、庄司選手はしっかりカメラを片手に入ってきました。ステージに上がっても、カメラは回しっぱなしです。

さらには、今回イーストのACを務める中村和雄HC(浜松東三河)の挨拶で「最年長の庄司をどんどん走らせたい」と名前が挙がり、「なんで俺?!」という顔で苦笑いしていました。そういえば、庄司選手はJBLのオールスターにも5度出場し、MVPを獲ったこともあります。「史上初の両リーグMVPなるか」という点も注目です。

全選手・スタッフ揃って記念撮影の後は、関係者や報道陣、招待客との歓談タイム。選手達は写真やサインの求めに応じたり、取材を受けたりと大忙し。しかも、たくさん並べられている食事に手をつけてはいけないというんだから大変です。そんな中、おそらくこの会場で2番目に有名人(1番目はたぶん東尾修さん)の島本さんも招待客の方に写真を求められ、僕が撮影係に。そこで島本さんが「おーい、ちょっと幽霊みたいに後ろに立っててよ」と声をかけたのは、またまた登場の庄司選手。「おまえはヒョウタンツギか」っていうくらいよく出てきます。

そして、ブラックジャックとピノコも登場。コラボ発表会見の時と同様に、愛想良く周囲に手を振るBJに違和感を覚えます(笑)。そしてピノコの頭はデカい……リーグ関係者はもちろん、一部のメディア関係の方々もこのデカさは知っているわけですが、スポンサー関係者や選手等は初めて見る人がほとんどなわけで、「ちょっと頭デカすぎじゃね?」みたいな顔してる人も多かったですな。ブラックジャックという漫画を知らなかったであろう外国人選手も「ホントにこんな頭デカいキャラが出てくるのか?!」と思ったことでしょう。アッチョンブリケ。 その後は選手も交えてあちらこちらでバスケの話に花が咲きますが、あっという間にお開きの時間。出口へ向かおうとしたところ、たまたまその出口付近にいたのがマット・ギャリソン選手。僕は新潟のゲームを取材に行くことが多く、彼もいつの間にか僕の顔を見ると必ず声をかけてくれるようになりました。高松に移籍したことでしばらく会っていなかったマットと久しぶりに会い、思わず「新潟に戻る気はないの?」と、21年前に取った英検3級の英語力を駆使して言ってみましたところ、「Oh,I want!! I want!!」と言っておりました。どこまで本気かはもちろんわかりませんが……。「明日、(3ポイントコンテスト)優勝してよ!」と言うとニッコリ笑って「Thank you!」と応えてくれたので、「明日はちょっとマットを応援しちゃうよのさ」と密かに思ったのでした。 そして、杉の井ホテルを出た後は、島本さんに加えてリーグパートナーの⑭日本シグマックスの方や福岡の某スポーツ紙の記者さん達と、島本さんの行きつけという別府駅近くの小料理屋で2次会。2時間ほどあれやこれやと話し、皆と別れてホテルに着いたのは0時過ぎでした。 だいぶ長くなってしまった(いらん毒を吐いてしまったせいですが)ので、とりあえず今回はここまで。次回はいよいよオールスターゲーム当日です。