Time past rapidly…。あっという間にすごく寒くなってきたし、あっという間に60歳、そしてなんトラも70回を過ぎていたんですね。ここまで書かせていただけるとは思いもよらず、本当に井上先生とITプランニングのスタッフの方々には感謝でいっぱいです。
 そしてこの拙文を読んでくださっている方々がいるから続けられたのだと思います。皆様にも感謝です。
 どうも性格上一度始めるとただ、だらだらと続ける事のみが信条のように、続けてまいりましたが、家人曰く「バスケのことを喋っていても、食事にしても、呑み始めても長いんだから」というのはどうも当たっているようで、これからは長いのはともかくとして、いろいろと肝に銘じなければならんことも多々あるな、と反省しきりです。
 しかし“継続は力”ということもあります。
 続けているうちに10年を過ぎたファイブスター・キャンプもPast Camper(過去の参加経験者)として、名の知れたプレイヤーも出てきています。
 まず、今夏の世界選手権に出場したナショナルチームの網野友雄選手、キャンプネームは“アミーゴ”。彼は東京キャンプに来てくれています。当時は185~6cmくらいの身長で、ワンオンワンで一年後輩の井村弾こと“ダン”に決勝で敗れていたのを思い出します。世界選手権のメディアガイドにも「網野友雄はナショナルチームで最も運動能力に優れたプレイヤーの一人。素晴らしいジャンプ力を持ち、迫力満点のダンクを決めることができる。身体能力の高さを存分に生かすことのできる優れたリバウンダーでもあり、ディフェンスでも貢献できる。また、3ポイントシュートも可能なシュートレンジも持っている」としるされています。素晴らしい成長です。
 また、日本人初のNCAAディビジョンⅠプレイヤーであり、今春能代カップに出場したモントロス・クリスチャン・ハイのOB、松井啓十郎選手も参加していました。かれはそのころから“KJ”というニックネームです。現在はアイビーリーグのコロンビア大タイガースのベスト3ポインターとして活躍しています。2年目のシーズンいよいよ本領発揮のときが来たようです。
 さて、12月9日に栃木県の佐野市の“アリーナたぬま”でキャンプが行われますが(9:00~17:00)、ここに小学校1年生のときから東京近辺でやるキャンプには必ず参加している中村滉平(こーへい)君がJr.NBAにセレクションに通りメンバーに選ばれてアメリカに試合に行く事に成りました。現在中学2年生で185cm、78kgの偉丈夫に育ちました。スピードがあるわけでもなく運動神経にも恵まれているとは言えません、そしてパワーもあるわけではないのですが、小学生の頃からコツコツとひとつのことを追い求めるタイプで努力をすることが自然と身についている子でした。そこを買われたのでしょう。佐野キャンプには午後から千葉でJr.NBAの練習があるにもかかわらず、本人からの参加申し込みがありました。昨年の狛江キャンプには足の故障で松葉杖を突きながらも「見ているだけでも勉強になります」などと言って岡山恭崇ヘッドコーチと私を泣かせてくれました。
 今回の佐野キャンプは栃木で初めての開催で参加人数の集まりが心配でしたが、50人以上の参加申し込みがありました。開催に当たってひとかたならぬ努力を惜しまないで行動してくれた上岡麻梨さんの尽力の賜物です。
 長く続けるということはこのように素晴らしいプレイヤーを生むことができることになるのですが、岡山や私は彼らに刺激を与えただけで、勝手に彼らが生長していったものなのです。彼らの努力の結果なのです。また継続のうちには多くの方々に本当にお世話になるのです。世話にならなければお世話できないということもありますので、これからも続けていきたいと思うのです。
 このなんトラを読まれた方で佐野に近い所にお住まいの方はぜひ見に来て下さい。こどもたちのいい顔を見れることは保障しますのでね。

 それでは次回の”なんトラ”までsee you!